小型模型実験に基づくポイントアブソーバー型波力発電装置の制御力と発電量の逆推定-第1報:手法の提案と検証-

発表日:2025年12月6日

著者:河岸 立起, 安齋 琉星, 村井 基彦, 韓 佳琳, 李 僑

雑誌名:日本船舶海洋工学会講演会論文集

Abstract

小型スケール模型を用いた水槽実験を通じて波力発電装置の発電性能を評価することは,多くの課題を伴う.スケールを縮小すると,発電機の搭載が困難になり,波の吸収から電気エネルギー生成までのエネルギー損失が相対的に増大してしまう.ポイントアブソーバー型波力発電装置(PA-WEC)については,正味の発電電力を最大化する銅損を考慮した近似複素共役制御(ACL),非稼働時間を削減する制御戦略,人工知能(AI)を用いて発電性能を実用的に向上させる制御戦略について数値的に研究されてきたが,実験による検証は限られている. 本研究では,約1/100スケールのモデルを用いて,PA-WECの発電性能を予測するための実験手法を提案し,理論値と比較して,その妥当性を検証した.この手法では,Diffraction試験と,理論的に得られる制御時と非制御時のheave運動を加振振幅とした2種類の規則波中強制振動試験からフロートに作用する力を測定し,制御力と正味の発電出力を推定する.

📄 論文を読む